M.H
インタビュー
社内でどのような役割を担っていますか?
もともとは技術営業や生産技術として、自動車分野の仕事に携わっていました。その後、航空機メーカーの取引先開拓を任され、航空宇宙分野の仕事にも携わるように。現在は航空宇宙と自動車関連の事業を統括する役割を担っていますが、今でも海外メーカーの案件は自分で見積書や提案書を作成しています。
菱輝金型工業ならではの強みを教えてください。
当社には10m以上の巨大な金型を製造できる設備と技術力があり、他社にはできないモノづくりができるところです。最近の航空機は機体を軽量化するため、アルミの代わりに炭素繊維を使う部品が増えていますが、この炭素繊維部品を成形加工するための金型は当社が国内で50%以上のシェアを占めています。
人材育成や教育のスタイルを教えてください。
当社が製造している製品は、そのほとんどが一品物です。たとえ似たようなものを製造したことがあっても、過去の実績をそのまま流用できるわけではありません。だからこそ当社の教育はOJTが中心です。理屈ではなく「まずはやってみよう」という気持ちでなければ、世の中にないものをつくりだすことはできないからです。
新しく入社する方に伝えたいことは?
当社にとっても最も重要なのは社員一人ひとりの技術力です。当社の仕事は単純な流れ作業ではないからこそ、それぞれ個々の技術を身につけることができます。技術のある人がいなくなれば当社は何もつくれません。だからこそ社員一人ひとりを大切にし、どれだけ景気が悪化しても人員を削減することは絶対にありません。